学校行事

「遠野和紙」継承活動に挑戦しました

2年生 ビジネスコースでは、昨年12月15日と1月12日の両日に渡り、保存会や地域おこし協力隊の方々のご指導を受けながら、遠野和紙の原料を作る工程の作業に挑戦しました。

<令和4年12月15日>

まずは、育ててきた楮の刈り取り作業です。

すっかり、葉のとれた枝を刈り取りました。

今年の夏は暑かったのでとても生育が良く、太く長い枝がたくさん刈り取れました。

太い枝は剪定ばさみで切るのも一苦労。次の日は、筋肉痛になった生徒もいたとか・・・

  切り口が痛まないように、切り口が南向きになるように斜めにはさみを入れると良いそうです。(保存会会長 高木様より)

 

切った枝は、一定の長さに切りそろえ、太さごとに分けました。手際よく作業が進められるよう、共同作業です。

 

  

 

 

 

ひもで縛って、遠野和紙工房で乾燥させます。来年度の卒業証書を漉くための材料には十分な収穫量とのこと、来年度は自分たちで刈り取りした楮で卒業証書を漉きます。

 

<令和5年1月12日>

遠野和紙工房での作業です。

地域おこし協力隊の方が、蒸煮して黒皮を剥いた楮の繊維から、取り切れなかった黒皮を取り除きます。

冷たい水の中での作業で大変です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紙漉きも体験をしました。

 こちらは、はがきサイズ。紙漉きは初めての生徒もいて、

楮を均等に木枠に入れるのは難しそうでした。

 

地域おこし協力隊のご指導の下、とても貴重な体験をとおして様々なことを考えることができました。

今回の体験を、来年度の授業「広告と販売促進」の中で活用していく予定です。